音楽のパワーで咲く笑顔
愛光苑の広いホールにはグランドピアノがあります。
週一回の音楽療法、ミュージックカフェでは特養、ショートステイ、デイサービス等のご利用者様の
元気のいい歌声がひびきわたります。
居室で個人セッションも行っています。
愛光苑の音楽療法への取り組みは、かつて大学や高校で講師だった筒井施設長が
平成8年から始めました。施設長自ら長く音楽療法の研究に取り組んでいたことや、
病院での演奏活動を通じて、音楽の効果を実感したことが背景にあります。
音楽療法の場では、音楽療法士、
介護職員、地域ボランティア、ご家族など、
さまざまな立場からサポートに入り、1時間に10曲ほどを、
みんなで歌い合奏をします。
1曲ごとに、懐かしい歌を通して「過去の回想」を行い
歌に合わせて体を動かし「身体機能の維持」を目的として様々な活動を行っています。
音楽には、認知症を予防する力が潜んでいる
平成8年から取り組んできた中で、多くのご利用者様に改善や向上が見受けられました。
たとえば発語のない全介助の方が、歌えるようになったことをきっかけに
簡単な受け答えが出来るようになり、食事が取れるようになった事例もあります。
愛光苑では、ピアノ、ヴァイオリン、ウクレレ、オートハープなどを使用しています。
「オレンジカフェ ドレミ」では公民館等で地域の方々と共に、音楽とお茶とお菓子を楽しみながら、
地域のつながりを深めています。
その中で、認知症の進行を予防していけるように取り組んでいます。